まいど!ラビット店長です!
今回はカブトエビについてまとめてみました。
春先になると田んぼに集まるカブトエビ・・・・・。
先日まで水もなかった田んぼにどうしてカブトエビが・・・?
まさか、空を飛ぶのか??
その辺の疑問を一緒に解決できればと思います!
カブトエビは生きた化石
カブトエビは生きた化石と呼ばれる生き物で、
その祖先は2億年前に生息していた三葉虫とも言われています。
ゴキブリが2~3億年なので、ほぼゴキブリと同期の生き物です。
日本には生息していない生き物だった?
日本に生息しているカブトエビは3種類おり、アメリカカブトエビ、アジアカブトエビ、ヨーロッパカブトエビです。
それぞれの名前を見ると外国の名前が付いており、ニホンカブトエビがいない事が分かります。
アメリカカブトエビ=1916年
ヨーロッパカブトエビ=1948年
アジアカブトエビ=1966年
それぞれ1900年代に日本に来た事が確認できます。
日本の田んぼの生き物と思ってたのですが、違う事が自分の中では以外な発見でした。
どうやって日本に来たの・・?
カブトエビの侵入経路はたくさんの所説があります。
①靴の裏に卵が付着
②卵が風で飛ばされて
③農作物に紛れて
④人の手で逃がされた
すべてに可能性を感じますよね。
どうやって田んぼに住んでいるの?
先日まで水が無かった田んぼに気が付けば・・・と疑問に思った事はありませんか?
実は卵に秘密があったのです。
カブトエビは北アメリカの砂漠が故郷の生き物であり、砂漠を生き延びる為に進化してきました。
そして、最強なのが卵です。
カブトエビは1匹が1000個以上の卵を産むのですが、卵は水が無くても生きる事が可能なんです。
卵は2重構造となっており、寒さや乾燥からも問題なく耐える事が可能で、環境が整えばふ化が始まります。
10年以上前の卵からふ化なんて話もあるそうですよ。
ですので、カラカラに乾いた田んぼの土の間は卵の状態でおり、春先になり水を入れるとふ化するんです。
疑問は解けましたでしょうか?(笑)
日本の田んぼでの役割
カブトエビは田んぼの泥をかき混ぜてくれます。
そして田んぼの泥の中の雑草の芽を食べてくれるんですよね。
雑草を食べるだけではなく、稲の根に酸素を送る役割もしています。
必要な稲を育てて、不必要な雑草を食べる。
カブトエビに我々は足を向けて寝る事ができませんね。(笑)
しかし!害虫と嫌われている一面も!
実はアメリカではカブトエビは害虫として嫌われています。
日本では稲を育てる生き物ですが、アメリカでは稲を育てない生き物として扱われているんです。
それは私たちの稲の育て方に違いがあり、日本は稲を植えるのに対して、アメリカでは種籾と呼ばれる種を直接田んぼに埋めるからです。
種から育てるアメリカでは害虫なんだそうです。
私たちにとっての常識は誰かにとっての非常識・・・。
学びが増えました。
カブトエビを飼育したいと思ったそこのあなた!
実は観察セットが販売されているんですよ。
自由研究等に使う方はエサもケージもすべてついているので、これをオススメします。
野生で捕まえるのもいいけど・・・。
カブトエビの寿命は1ヶ月と言われており、元気に泳ぎまわるカブトエビを捕まえて持ち帰っても、10日ぐらいで死亡してしまうケースが多いです。
そして、勝手に田んぼに入るとトラブルになる可能性もありますので、あまりおススメはしていません・・。
最後に・・・。
今回はカブトエビについてまとめてみました!
日本と海外の稲作の違い等もカブトエビから知る事もでき、生き物を知ることは多くの学びを私たちにさせてくれます。
最後までお読みいただきありがとうございました。
次回の記事でお会いしましょう!
ではまた!
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